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仰せの通り、特にDカラー並びにIFに強いこだわりが無い限りは、1段大きいカラットをお薦め申し上げます。
クラリティVS1~VVS2以上は、輝きに影響を与えるインクルージョンは皆無に近く、希少価値の差が価格に影響を与えるため、輝きを重視する立場では、クラリティでVS1(出来ればVVS2)より上を目指すより他のグレードを上げることをお薦め申し上げます。
DカラーとEカラーは、色という意味では見分けは非常に難しく、ほぼ変わりません。
カラーの要因である結晶の歪や不純物元素の含有の程度は、カラーが良いに越したことはございませんが、その差はカラットを上げることによる、輝きの総量の増加に勝るものではありません。
上記の理由もあり弊社では、Gカラー以上VS2以上のくくりでは、カラット重視をお薦めしておりますが、より良いものをというお心遣いにより、究極のグレードをお選びになりたいお気持ちも分かります。
カラットというグレードは上限が無いため、上限のあるカラーやクラリティに目を向けがちですが、カラットこそが目に見えて明らかに差が分かるグレードであり、またカラット数が1段上がることは、飛躍的に希少価値が上がることでもあるのです。
最終的なご判断はお好みであり、それでもDカラーIFという選択肢も十分あるかと存じますし、どちらにされましても、とても綺麗な婚約指輪が出来上がることは間違いないかと存じ上げます。
※1段=1カラット未満は0.1カラット単位を指します。