Four-Cs

Diamond Grading Report

ダイヤモンド鑑定書

鑑定書イメージ

オーダーメイドのダイヤモンドジュエリー、ダイヤモンドルース販売において、フォーシーズが使用するダイヤモンドルース鑑定書(ダイヤモンドグレーディングレポート)は、

● CGL(中央宝石研究所)

● AGT(AGTジェムラボラトリー)

● GIA(米国宝石学会)

の3大鑑定機関(A鑑*注1)となります。

日本が自国資本の確固たる鑑定機関を持つことは、国民の利益にも寄与します。

国内AGL(宝石鑑別団体協議会)加盟の鑑定機関の中で、最高峰となるのがCGLとAGTです。

世界各国のダイヤモンド取引所においても、国内2大鑑定機関であるCGLとAGTは評価が非常に厳しい事で有名です。

特にAGTは、アメリカGIAより厳しいというのが業界では通説となっている程です。

国内2大鑑定機関は、日本が誇る世界でも有数の鑑定機関であると言えるでしょう。

*注1:

A鑑とは最も信頼性の高い鑑定機関を指し、CGL、AGT、GIAの3大鑑定機関がそれにあたります。

ちなみに、B鑑とは上記3社以外のAGL加盟鑑定機関を指し、C鑑はそれら以外の鑑定機関を指します。

CGL(中央宝石研究所)

CGLメインレポート ハートアンドキューピット(H&C)プロポーションレポート HRD広告イメージ

メインレポート / H&C(ハート&キューピット)プロポーションレポート / HRD広告イメージ

日本が世界に誇る鑑定機関

国内最大規模の鑑定機関。

過去にはHRD(ダイヤモンドハイカウンシル:アントワープを初めとするベルギー国内のダイヤモンド総括団体。ヨーロッパを代表する鑑定、教育機関でもあり、ヨーロッパ諸国ではアメリカGIAより権威がある。)と提携していた。

世界7大宝石ラボラトリーで組織されるLMHC(ラボ・マニュアル調整委員会)に日本で唯一加入、国内で流通する宝石品質ダイヤモンドの大半を品質分析し、信頼性には定評がある。

また、その取り扱い量の多さから、業界標準と言われるまでになっている。

最新鋭機器の導入や新技術に積極的で、現在世界的な普及をみせるハートアンドキューピット(H&C)を世界で初めてダイヤモンドサブレポートとして添付、ダイヤモンドスパークレポートウィスパーオブダイヤモンドの開発、人工ダイヤモンドの研究・鑑別等、この分野の先駆的存在。

東京ダイヤモンドミュージアム開設。

CGL鑑定書はプロット(図によるブレミッシュやインクルージョンの表記)が記載されているものと、「図示省略」として記載されてないものがあります。

プロット説明

CGLダイヤモンドグレーディングレポート照会サービス

CGL(中央宝石研究所)の発行するダイヤモンド鑑定書(過去5年分)もしくはソーティング(過去2年分)があれば、その情報をCGLのWEBサイト上で照会する事が出来るサービスです。

CGL Report Check >>

AGT(AGTジェムラボラトリー)

AGTメインレポート H&C(華標)サブレポート

メインレポート / H&C(華標)サブレポート

GIAと提携していた信頼の鑑定機関

2015年まで4Cの生みの親であるGIA(米国宝石学会)と提携し、GIAジャパンのラボ部門と、日本におけるGIA G.G(Graduate Gemologist)の教育機関を担う。

厳正中立の客観的立場から、宝飾業界、消費者の保護及び利益に貢献する鑑定には定評がある。

GIAとの提携の自負から本家より厳しい鑑定が業界では通説となり、過去にはAGTプレミアが存在した。

※現実的には、どの鑑定機関でもGIA G.Gが鑑定をしているという意味で、日本特有の現象であった。

GIA(Gemological Institute of America)

GIA Diamond Grading Report GIA広告イメージ

GIA Diamond Grading Report / GIA広告イメージ

4Cの生みの親

GIA(Gemological Institute of America = 米国宝石学会)。

1931年設立。

ジェモロジー(宝石学)の世界的教育機関。

現在10ヵ国14都市にキャンパスを持ち、宝石学教育を施している。

ダイアモンドグレーディングの世界標準、「4C = Four Cs(フォーシーズ)」はGIAが考案する。

GIA Diamond Dossier (GIA-D)

GIA Diamond Dossier (GIA-D)

GIA Diamond Dossier (GIA-D)

2カラット未満のダイヤモンドに限定された、GIAの小さめのミニ鑑定書。

国内ダイヤモンド輸入会社のGIA鑑定書は、GIA-Dを採用している場合が多い。

プロット(図によるブレミッシュやインクルージョンの表記)が省かれた、ダイヤモンドルース流通時の持ち運びに便利なGIA鑑定書です。

(国内鑑定機関の様にソーティングから鑑定書へ移行する費用と時間が発生しない事、予めレーザー刻印が施されている事等から、鑑定書付ダイヤモンド価格はGIA-Dのものが一番安価で且つ早い納品が可能になります。)

GIA TOKYO

2012年に開設。

日本におけるGIAのラボ部門を担う。

G.Gを養成する教育機関も日本国内に開設。(2019年11月29日に閉鎖)

GIA Report Check

GIA(米国宝石学会)は、ダイヤモンドガードルにGIAナンバーのレーザー刻印が入っています。

※レーザー刻印はプロット表記の無いGIA-Dレポートでは必須。GIAフルレポートはプロット付で同一性が確認できるためレーザー刻印は選択制となっています。

このGIAナンバーは鑑定書と同一のもので、GIAのWEBサイトでもご確認いただけます。

GIA Report Check >>

GIA(GIA-D)鑑定書とハートアンドキューピット(H&C)のご注意事項

● GIA(米国宝石学会)は、ハートアンドキューピット(H&C)の検査・認定業務を行っておりませんので、GIA鑑定書だけではH&Cの証明は出来ません。

そのためH&Cの証明には、国内大手鑑定機関(CGLやAGT)の認定が必要になります。

(国内大手鑑定機関のH&Cの認定が無い3Excellentの相場価格は、ノーマルExcellent相当まで下落致します。)

フォーシーズでは、GIA鑑定でH&C表記のものは、その証明として国内鑑定機関のソーティング(※下図参照)をGIA鑑定書と共にお付けしています。

※GIA鑑定書と国内鑑定機関のソーティング間で、計測値に若干の誤差が生じる場合がございます。

ソーティング例

ソーティング例

GIA(GIA-D)鑑定書付ダイヤモンドルースのご注意事項

● カラット表記は、CGLとAGT(国内鑑定機関)が小数点3桁、GIA(米国宝石学会)は小数点2桁となります。

● GIA(米国宝石学会)鑑定書に、レーザー刻印の写真は添付されません。

● GIA(米国宝石学会)は、ハートアンドキューピット(H&C)の検査・認定業務を行っておりませんので、国内鑑定機関の様なH&Cの写真が掲載されたサブレポートは付属致しません。

鑑別書と鑑定書の違いについて

鑑別書とは、そのものが天然であるか合成であるか、何という鉱物であるかを証明するレポートです。

鑑定書(Diamond Grading Report)とは、天然ダイヤモンドの4Cをグレーディングし、サイズや蛍光性を記載したレポートです。

そのためダイヤモンド鑑定書が発行されたダイヤモンドは、天然ダイヤモンドであることも証明されます。

※合成(人工)ダイヤモンドには、4Cのカラーとクラリティが簡略化された合成ダイヤモンドグレーディングレポート(Synthetic Diamond Grading Report)が発行されます。

鑑定書の見方 →


FAQ:

ソーティングのみで鑑定書が必要ない場合は、お値段はお幾らになりますか?

GIAは世界に通用する鑑定機関とのことですが、CGLは日本国内でしか通用しないのでしょうか?

GIAのエクセレントは、全てトリプルエクセレントなのでしょうか?

GIAのトリプルエクセレントは、全てハートアンドキューピットなのでしょうか?

関連リンク

CGL(中央宝石研究所)

AGT(AGTジェムラボラトリー)

GIA(米国宝石学会)