Grading Report Guide
フォーシーズが使用するダイヤモンドルース鑑定書(ダイヤモンドグレーディングレポート)は、国内2大鑑定機関であるCGL(中央宝石研究所)とAGT(AGTジェムラボラトリー)並びに、GIA(米国宝石学会)の3鑑定機関となります。
研磨されたダイヤモンドの外形とファセット配列を記載します。
ガードル直径の最小と最大寸法、テーブルからキューレットまでの深さの寸法をダイアメンション装置で測定し、100分の1ミリ単位で表示します。
常に正確なデジタル電子重量計で、1カラットの1000分の1まで測定し、表示します。
※0.2g(200mg)=1カラット
GIAマスターストーン(JJA/AGL認定)を使用し、検査するダイヤモンドの色の濃さを判断し、カラーグレードとして表示します。
色の起源が天然(NATURAL)である旨の表記がされます。
内部/表面の特徴の大きさ、性質、数、位置、反射、色などを考慮し、10倍の拡大により、クラリティグレードは決定されます。
プロポーション要素(プロポーションの各寸法については自動測定機ダイアメンションを使用)をGIA Facetware Cut Estimatorデータベース(3850万通り以上)で照合し、目視評価要素を経てExcellent、VeryGood、Good、Fair、Poorの各グレードに決定されます。
ダイヤモンドは長波紫外線下で発光することがあります。
この発光時の色及び強さを蛍光マスターストーンと比較して決定し記載します。
ダイヤモンドに施された面(ファセット)の角度や比率をGIA基準により記載します。
レポート内の記載以外のダイヤモンドの特徴やその他の情報をコメントします。
同じものが2つと無いダイヤモンドのインクルージョン(内包物)の特徴を図示したものです。
石の表面に限られた特徴は緑インクで、石の内部又は表面から内部に入っている特徴は赤インクで、カッターにより必要外につけられたファセット(面)は黒インクで、それぞれをレポート上に図示します。
CGL鑑定書はプロットが記載されているものと、「図示省略」として記載されてないものがあります。
ダイヤモンドをクラウン側とパビリオン側から特別な条件で撮影したものです。
このように最高のシンメトリー(対称性)が奏でる綺麗で正確な8つのアロー(矢模様)とハート像がくっきりと観察される現象をハートアンドキューピットと称しプロポーションレポートが付属します。
CGLの認定基準は海外に比べ非常に厳密で、例えトリプルエクセレントであっても取得しずらい状態となっています。
<H&C認定の厳しさを示す参考資料>:中央宝石研究所:ハート&キューピット判定基準(PDFファイル)
CGL(中央宝石研究所)の発行するダイヤモンド鑑定書(過去5年分)もしくはソーティング(過去2年分)があれば、その情報をCGLのWEBサイト上で照会する事が出来るサービスです。